2012年06月19日(火)

おじさんのかさ  佐野洋子作

「おじさんのかさ」
佐野洋子作


立派な傘を持っているおじさんは、ロンドンにいる紳士みたいですね。でもこの本のテーマはちょっと他にあるように思います。皆さんはどんな風に感じますか? おじさんは、その傘を大切にするあまり、雨からも、強い風からも傘を守るため、開かずにいました。そんなある時おじさんは、雨宿りをしていた公園で、男の子と女の子が唄う歌から楽しいリズムをもらいました。

 公園で雨 宿りしているおじさんは、男の子が「あっちに いくんなら、いっしょに いれてってよ。」と言っても聞こえなかったことにしました。紳士とはこんなものですよ、私は驚きません。でもそこに通りかかった女の子が、「いっしょに かえりましょう。」と傘に入れてくれました。そして二人は楽しそうに、「あめが ふったら ポンポロロン 雨がふったら ピッチャンチャン。」 と唄ったのです。その歌が、大きくおじさんの心を掴みました!・・・傘に打ちつける雨音を楽しいリズムで表現していますね。そしてなんて素敵なリズムでしょうね。(うっとり) 私がこのページを読む時には、必ず大きな声 で、楽しそうに歌を唄います。 「あめが ふったら ポンポロロン 雨がふったら ピッチャンチャン。」 すると子どもたちも楽しそうに唄ってくれます。子ど もの感性を作者である佐野洋子さんは、十分にご存知ですね、凄いと感じます。雨音を聞いたおじさんが、楽しそうに傘をさしているページをじっくり見てくだ さい。おじさんも楽しそうに聞こえてくる雨音に合わせて、「あめが ふったら ポンポロロン 雨がふったら ピッチャンチャン。」と唄っているのでしょうね。もう梅雨に入ったそうですよ、ぜひ親子で読んで、唄ってください!

2012/06/19 10:36 | 子供が食いつく本


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